左端を探して

見つけたら教えてください

包装に込められたメッセージ

今日は肌寒かった。扇風機をつけると鳥肌が立つほど寒く、扇風機を止めると汗ばむぐらい暑い。結局、扇風機のスイッチを入れたり消したりしながら1日を過ごした。

ちょっと寒いくらいがやっぱり作業には集中できるのか、今日はなんとなく仕事の進みが良かった。乗っているときにやってしまおうと、色々手を出していたら今週で一番長く働いてしまって、しかも予約していたオンライン英会話の授業のことを忘れてスキップしてしまった。ごめんなさいと一言謝りたかったけれど、気付いたときには授業の時間は終わってしまっていたので、こちらから連絡を取る術がない。もやもやするけれど、全部自分のせいなので、自分で方を付けなくては。

でも良いこともあった。注文していたiCONOLOGYのワイドパンツが届いたのだ。ダンボールの封をあけると、宝物みたいに丁寧に包装されたワイドパンツが入っていた。大手のECサイトで洋服を買うと、画一化されたECサイトダンボールに入れられ、無機質なビニールに包まれた状態で届く洋服はなんだか味気ないな、と思っていたところだったので、ふわっとした白の薄紙に包まれ、それにタグを通した細くて黒い上品なリボンがかけられたそれはなんだかプレゼントのようだった。

こういう包装やパッケージの細やかな気遣い、ちゃんと伝わるよね。施された刺繍はもちろん繊細で綺麗だったけれど、その刺繍と同じくらい、製品以外のものやことにも作り手の方の丁寧な気配りが散りばめられているのがわかって、ますますこのブランドのファンになった。わたしもこうやって、誰かが喜んでくれるだろうな、と思ったことを手を抜かずにできるようになりたい。

ペガサスの刺繍が入った素敵なマスクまで入っていて、久しぶりに心が躍った。ワイドパンツも試しに着てみたけれど、シルエットも上品で、丈も思っていた通りだった。これを着ておしゃれして、誰かに会うのがほんとうに楽しみ。

写真も撮って載せたかったけれど、いまはスマホのカメラが壊れてしまってピントが合わないので諦めた。カメラを直したら写真もたくさん載せたい。でもピントが合わないカメラもそれはそれでちょっと面白い写真が撮れるので、いつ修理に出そうか迷っている。

まだまだ以前のようには出かけられないし、誰かに会うのはハードルが高いけれど、気に入った洋服やアクセサリーを見つけたら誰にも会わないし、とか思わずに手を伸ばしていける自分でいたい。というか、わたしの浪費の原因はそのほとんどが飲み代だったことがこの自粛生活でわかったので、飲みに行かないとこんなにお金に余裕があるという事実にビビる。そして、意外と飲みにいけなくても平気な自分にも驚く。わたしが好きだったのは、お酒じゃなくてあの雰囲気だったんだろうな。

今週もあと1日、気を引き締めて、丁寧な仕事を心がけてがんばろう。